posted by さかな
at 19:52:23 │
EDIT
ザ・ブルーハーツの「少年の詩」初めて聞いた時は高校時代。第一印象は「物騒な歌だ」でした。サビの一番最後に繰り返す『そしてナイフを持って立ってた』の『ナイフ』が、私には血だらけのナイフにしか聞こえなかったから。
でも、子供が反抗期で彼の動きをずっと観察するようになって、あぁ、この『ナイフ』は、なにも本当のナイフじゃなく、「寄るな触るな話しかけるな近寄るな」オーラだったり、不用意に投げつけられる言葉だったりの、反抗期特有のイライラから発生するものなんだと解釈してから、すごく共感できる歌に変わりました。
かかわられるのがイラつくから、挨拶をし、飲み物をこぼすようなことはしない。グレてるわけじゃないけど、『ナイフ』をふりかざし、回りに威嚇を続ける。何も考えず、自分の好きなことだけやってるように見えるかもしれないけど、自分だっていろんなことを考えてるよ、って歌で。だから曲名は「少年の詩」。
うーん、すごいな。甲本ヒロト。
パパ、ママ お早うございます
今日は何から始めよう
テーブルの上のミルクこぼしたら
ママの声が聞こえてくるかな
1、2、3、4 5つ数えて
バスケットシューズがはけたよ
ドアをあけても 何も見つからない
そこから遠くを ながめてるだけじゃ
別にグレてる訳じゃないんだ
ただこのままじゃいけないってことに 気付いただけさ
そしてナイフを持って立ってた
僕やっぱりゆうきが足りない
「I LOVE YOU 」が言えない
言葉はいつでもクソッタレだけど
僕だってちゃんと考えてるんだ
どうにもならない事なんて
どうにでもになっていい事
先生たちは僕を 不安にするけど
それほど大切な言葉はなかった
誰の事も恨んじゃいないよ
ただ大人たちにほめられるような バカにはなりたくない
そしてナイフを持って立ってた
ナイフを持って立ってた
少年の声は風に消されても ラララ…間違っちゃいない
そしてナイフを持って立ってた
そして! いろんな事が思い通りになったらいいのになあ
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