個人戦2日目。今日からダブルスのシード選手も出てきて、全員の試合がスタート。続々と選手がコールされてコートへと飛び出していきます。
次男第2試合。全く記憶に乗ってない勝利。他の子の試合見ているうちに終わりました。これでベスト8。次の試合で勝てればシードが確定します。
この対戦相手が強敵でした。次男が中学1~2年の間顧問をしてくれていた先生、S先生が、転勤した先の中学の子でした。もともと上手な子だったんですが、試合が始まると、見事なシーソーゲーム。何度もリードされ、必死で食らいついて行くって感じでした。昨日と比べると動きはよかったんですが、いつもの調子と比べるとやはり動きが鈍いように感じられました。あまり声援もできず、必死に祈ってました^^;1セット目はギリギリの勝利。
コートチェンジ。S先生が次男のところにスーッと近づいてきたので、「あ、なんかアドバイスくれるのかな?」と思ったらそのまま素通りして相手の子のもとへ。そりゃそうよね。もう相手中学の顧問だもの。視線もくれず、一言も交わさず。分かっていたことですが、やっぱり目の前でそれを見せつけられるとちょっとショックで。次男のところには、他のコートで戦ってた子もいて顧問の先生もコーチも手一杯で、なかなか誰も来てくれず。ちょっと時間を開けて女子顧問の先生がアドバイスに来てくれました。
2セット目も安心して見れる展開には全くならず。熱を出している間、「どうしてもシードは取りたい」といっていた次男。この試合で勝てればベスト4なのでシードが取れますが、負ければまた1からのスタートになってしまいます。流れがあっちに行ったりこっちに行ったりとシーソーゲームで、相手が何度かミスってくれて本当に助かりました。特に後半足も止まってくれましたし・・・。貰ったような勝利でした。
でも、写真を見ると試合が終わった後の表情が本当によかったんですよね。ホッとした表情というか。あんなにクシャッと笑った表情は久しぶりでした。「いつもなら圧勝なのに」と試合後に言っていた、その言葉が本調子じゃないのを如実に表していて、正直ここまでだな、と思いました。これでベスト4進出。シード獲得です。
でも、やっぱりここまで。次の対戦相手は前回の優勝者だったんですが、ようやく2ケタ得点するのがやっと。3位決定戦も1セットも取れず敗退。前回と同じ4位入賞で終わりました。まぁ1週間練習せず、ぶっつけ本番だったんだから仕方ないかもしれないんですけどね。本人も相当悔しかったみたいです。ずっと、未だに不機嫌です。
今度は、しっかり体調管理して、ベストなコンディションで試合に挑めるように。次の夏季大会が中学生活最後の試合。例え負けても、すべて出し切った、やりきったと笑顔で追われるように。
この日の夜、S先生から電話がありました。3位決定戦の時、隣で試合している子の顧問として付いていたので、試合を見ていたとのこと。なんとアドバイスの電話を次男にくれたのです。「S先生から電話」と次男に電話を渡した時に、次男の頬が緩んだのを私は見逃しませんでした。別の学校に行っても見守ってくれていたS先生に本当に感謝です。夏の大会では団体でも敵として現れるみたいなので、恩返しのつもりで、全力で戦わせたいです。
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