posted by さかな
at 21:15:34 │
EDIT
今、テレビでは「私は貝になりたい」をやっています。それがさらにこの気分のいらいらを出しているのかもしれません。チャンネルを変えるべきなんだろうな。精神上よくない。でも、これは見たかったドラマでもあります。戦争映画はきらいです。言いようの無い苛立ちやムカツキが沸き起こります。訳もなく泣きたくなります。これが前世からの記憶から来る感情だとするなら、きっと私も戦争で死んだ1人なんだろうな、なんて変なことまで考えたり。
ドラマの合間に入るCMのなんと間の抜けたこと。今の生活のなんと幸せなこと。野球で勝った・負けたと一喜一憂できることのなんと幸福なこと。毎日が生きるか死ぬかの瀬戸際だったこの頃を、今の私は生き抜いていけるのだろうか。
私の父親は、米軍の車が来るたび「ギブミーチョコレート!!」と叫んで群がったそうです。おじいちゃんは戦争に行って、指を無くして帰ってきました。おばあちゃんは「おじいちゃんは腕がなくなった」という誤報を受けて、それでも「命があって帰ってくれればそれでいい」と思ったそうです。おじいちゃんにその指を見せてもらいました。他の指より異様に短い指。普通はある爪がなく、つるんとしている。これが戦争の後なのかなと思ってました。
今の時代になって、戦争中の映像が流れ、玉音放送が流れた時おばあちゃんに「これ懐かしい?」と聞くと「もう聞き飽きたよ」という返事が返ってきました。その口調は投げ出すとも呆れるとも何ともいえない声でした。
随分前ですが、戦艦大和の映像をNHKの番組で見ることが出来ました。ただ海の中を進んでいく映像だったのですが、なぜか涙が溢れ出して止まりませんでした。心臓を鷲掴みされたような痛みを感じ、ただただ涙を流してました。
アメリカ映画でも日本映画でも、戦争映画は嫌いです。どちらが正義でどちらが悪と分けてなくても、戦争を描いているだけで嫌です。
願わくば、戦争中、したいことも出来ず、夢も追えず、亡くなっていった人たちが、今の時代に幸せな日々を送っていますように。。。
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