ビデオでも写真でも残っているけれど、記憶の中に残っているこの感動を忘れないうちに書き留めておくために。
正直に言うと、勝てると思っていなかった団体戦。夏の大会、強い先輩もいたし、勝てると思っていて3位に終わってしまったこともあって、「期待しないでおこう」という思いが強かった。それが、蓋を開けたら・・・。
朝、駐車場の場所取りのために仕事に行く主人と一緒に会場である体育館へ。仕事に向かった主人と分かれて、観覧席に荷物を全部置いて、ガットの貼り代を渡しに先生のところへ。その時、みんなでアイデアを出し合って作った横断幕に柏手を打ってお参り。夏の大会でもこれやっていい結果(3位で団体戦県大会出場)だったことを思い出して、ちょっと恥ずかしかったけどゲン担ぎ。あと、忘れ物を取りに家に戻った時、次男の部屋にあるヒダヤット選手の打ったシャトルを持って「どうか優勝できますように」とお祈りして。これでいい結果だったからこれからも続けなきゃ。
それぞれの学校の練習が終わり、開会式が終わり、いよいよ団体戦。vs丸岡。今回の団体戦はトーナメントではなく、リーグ戦。ビデオセットして、そのそばで声を潜めて観戦。団体メンバー、1年も含めた全員で円陣を組んだ時は身震いというか鳥肌が。ところがそれからなかなか試合が始まらず。主審線審がきてなかったのかなんなのか。ちょっとイライラしながら待つこと数分。ようやく試合開始。ダブルス1とシングル1は勝利。ダブルス2は多少バタバタしましたが勝利。二人の息がなかなか合わなかったなぁ。私はというと、途中でいてもたってもいられず、カメラを2コートに固定してコート横の2階応援席へ。1年生のお母さんも最初は離れた所から応援してくれてたけど、同じくらいのタイミングで2年のお母さんと一緒に応援してくれて。嬉しかったなぁ。
2回戦はvs金津。ダブルスの相手やシングルの選手を1回戦とは変えて対戦。これが裏目に出たのか、相手が強かったのか、何度も練習試合している相手だったから気が抜けたのか、ダブルス2試合、シングル1試合中ダブルス1試合しか取れないという結果に。あとから見るとこの1試合だけでも取ってたことがよかったんだけどね。応援の声も萎れ気味で。1年生は全然声出てなかった~~。こんな試合こそ声出さなきゃね。
3回戦はvs芦原。全く記憶がございません^^;試合の合間におにぎりだけ団体メンバーに食べさせて、選手たちは試合へ。最後の対戦相手は丸岡南。
試合前、オーダー表を見て丸岡南の選手が「ラッキラッキー」と言っていたのがすごく不安で。挨拶を終えてコートに立ったメンバーを見て愕然。うちは最初にダブルス2を出してきたのに対し、相手は今まで団体シングルでしか出ていなかった去年までのダブルス1を出してきて。応援していたお母さんたちの、どれくらい「ああ、駄目かも」と思ったかな。かなり押された展開で、1セット目を落とすんだけど、先生が一言、渇を入れてくれました。「お前らに賭けてるんだ」みたいなことを。これがすごい効いたんです。明らかに二人の動きが変わったように見えたのは私だけでしょうか。
長い試合でした。隣のコートでシングル1の試合が終わっても、ダブルス2の試合が終わってもまだ戦ってました。シングル1は落としましたが、ダブルス2は勝利。今目の前でやっているダブルス1が勝てば優勝です。
1セットずつ取り合って、最終第3セット。流れを上手くつかみ、メンバーの応援にも後押しされて(写真にはスマッシュが決まるたびに自分のことのようにガッツポーズで喜ぶメンバーが写ってました)、うちらのチームのゲームポイント、点差はかなり離れてました。ここから相手チームの驚異の粘り。どんどん追い上げて残り1点差。もう試合を見ていられなくて1歩下がって応援してました。ちょうどコートが目の前の柵で隠れるくらいの位置。ギュッと目を閉じていたらワァッッという歓声、目を開けると、コートで戦っていたキャプテンの突き上げた拳が見えました。
この時点で涙線崩壊でした。一緒に観戦していたお母さんたちと抱き合って涙涙。嬉しかった。今まで欲しくて欲しくて仕方なかった優勝旗がようやく手にできました。校長先生が引退する前に優勝旗を手にできて本当に良かった。
その前の試合でも、何試合か落としていたキャプテン。全く食欲がないと本当に元気がなかったんですが、この試合の後は本当に嬉しそうでした。メンバーと抱き合ってる写真もありましたしね。
もうね。個人戦も書いてたら偉い長くなりそうなんでこの辺で辞めますけどね。我が子のこと少し書かせてもらうと。
長男はいつも2回戦負けだったんです。今回もだったんだけど、変則シードに入っていたみたいでいつもとは違う「2回戦負け」だったみたいです。「初めて2日目に試合ができる!」ってよろこんでましたしね。結果はベスト16入り。次男は親もびっくりするくらい大躍進。2回戦(長男で言う1回戦)も突破し、こちらもベスト16入り。サッカーでプレーしているときはシュートが決まってもガッツポーズなんてしなかったのに、スマッシュが決まるたびに小さく出てるガッツポーズに、ちょっと嬉しくなった母でした。
今月末には県大会。冬の間はオープン戦があって、春にはまた大きな試合があります。頑張って頑張って、この大会の「優勝」が意味ないものに終わらないように。現状維持よりも前へ前へ。そして3年最後の夏の大会で、大輪の花を咲かせられるように。
Let's start now. Giant Killing!
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